岡山県岡山市南区新福 オレンジ歯科クリニック（一般・予防・矯正・インプラント・ホワイトニング）
歯周病（歯槽膿漏）の治療
健康な歯周組織です。
歯肉は健康なピンク色をしており、
歯周病は、歯肉溝にプラーク（歯垢）が
たまることからはじまります。
歯肉炎
歯肉溝にプラークがたまり、歯肉が炎症で腫れて、
歯肉ポケットになります。
まだ歯根膜や歯槽骨は破壊されていません。
この段階であれば、歯肉ポケットにたまった
プラークや歯石を除去し、お家で正しい歯磨きをして
いただければ、元の健康な状態に戻ることができます。
歯石はハブラシやうがいでは除去できませんので、基本的に
歯科医院で除去することになります。
軽度歯周炎
歯肉の腫れが大きくなり、歯周病菌が歯周組織に侵入し、
歯槽骨や歯根膜も破壊され始めました。
ポケットが内部に向かって深くなり、歯周ポケットになり
プラークや歯石が歯周ポケットにたまっています。
歯周ポケット内のプラークは、お家でのハブラシでは除去
しにくいうえに、歯石がついているとますます除去が
困難となります。
医院では専用の器具などを使い、歯周ポケットにたまったプラークや
歯石を除去します。
歯周ポケットが深い場合は、歯石を除去する際に器具をポケットの
奥まで入れることで、痛みが出る可能性があります。
その場合は、麻酔をした状態で除去をしていきます。
歯肉の腫れは元にもどりますが、一度破壊された歯槽骨や歯根膜を
元に戻すことは困難です。
中等度歯周炎
炎症がさらに拡大して歯槽骨も歯の根の長さの半分近くまで
破壊され、歯がぐらつきはじめます。
歯周ポケットもさらに深くなっています。
歯周ポケットにたまったプラークや歯石を除去していきますが、
深いポケットの歯石の除去はかなり困難な作業となります。
どうしても歯石のとれない部位は、場合によっては歯肉を
開けて歯石を取ることがあります。
重度歯周炎
歯槽骨の半分以上破壊され、歯はグラグラです。
そして、最後には歯が抜けてしまいます。
ここまでくると、歯の保存はかなり難しくなります。
また、周囲の歯も歯周病になっていることが多いため、
まとめて歯を失ってしまうことも多いのです。
